おまとめローン、借り換えローンについて

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「借金の返済を助ける」という、他のローンとは違った目的を持っいるおまとめローンは、支払の負担を減らすほか自分にあった返済方法への乗り換えなども出来るという事でカードローンやキャッシングの人気が高まると同時に注目度が高まっています。
ここではそんなおまとめローンの簡単な説明と、金利や審査について、また注意点やデメリットも合わせて解説していきたいと思います。

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おまとめローン、借り換えローンとは

そもそもおまとめローンとは借り換えを目的としたローンの通称です。
例えば利用者である人が5社からそれぞれ2万香港ドルずつ、年利20%で借りているとします。
この場合合計では、10万香港ドルとなるため、「10万香港ドルを年利20%で返済」すると同じことになるのですが、そこに年利10%で10万香港ドルが借りれるローンが出てきたとします。
そこで年利10%で10万香港ドルを借り、各社に返済する事で年利10%で10万香港ドルの返済をするというのと同じことになり支払総額が年利10%分お得になります。
ここまで単純な例はまずありえませんが、これがいわゆる借り換えでありこれを目的としたローンがおまとめローンです。
ちなみにおまとめという名前ですが一社からの借り入れでも利用する事は可能です。
また「年利20%で三社、残りの二社は10%で借りている」という場合などは「年利15%で三社をまとめる」という一部のみのおまとめを行うこともあります。

おまとめローン以外の借り換え

おまとめローンはこのような借り換えを目的としたローンの総称ですが、別におまとめローン以外借り換えに対応していないというわけではありません。
住宅ローンの分野では「他社住宅ローンからの借り換え」を目的として掲げている会社があるように、目的別ローンの中には「他社目的別ローンからの借り換え」を認めている会社が多いです。
またカードローンを代表とするフリーローンは「利用目的に制限がない」というのが一つの売りなので、借り換えとして利用しても問題ありません。
なので会社によっては「おまとめローンという形では提供せずにカードローンで対応する」という会社や「多目的ローンの一つとして借り換えを提供する」という会社などがあります。

おまとめローンの金利

おまとめローンの金利についてですが、特に縛りというものはありません。但し基本的な条件として「まとめる契約より低い、または同等の金利」というものが挙げられます。
というのも当たり前の話ですが、元のローンよりも高い金利のローンに借り換えて支払総額を増やす必要性というのは基本的にありません。
支払い回数を増やすや月々の返済額を減らすという事を目的に行ったり、多重債務の結果把握しきれなくなった契約をまとめることで返済プランを立てやすくするという事は行われますが、それでもわざわ高い金利のローンを選ぶということはありません。
なので一般的には元の契約よりも低い金利か同等の金利となっていることが多いです。
例外として闇金の手口として返済プランのおまとめなどをうたい文句に高い金利で一本化をすすめるという手口は存在します。
またおまとめローンをリ利用するのではなく自分で借り換えを行った際に契約の間違えなどから元より高い金利のローンに乗り換えてしまうという事例も存在します。
おまとめローンとして会社が提供する場合、金利の計算や支払総額の計算などは会社側が確認するので滅多に起こりませんが、他社カードローンなどを利用するのであれば自分で計算をする必要があるのでこういったことも起こるのです。
なので自分で借り換えを行う際はしっかりと計算を行うようにしましょう。

おまとめローンの審査について

当然の話ですがおまとめローンも融資の一種なので審査が存在します。
審査内容については各社ごとに異なり基本的に公表もされないので、具体的な事は言えませんが、ほかのローンと同様に信用情報と現在の経済状況を確認されることが多いようです。他のローンと違う部分として他社からの借り入れについての部分です。
通常のローンであれば「現在の借り入れ+新しく自社から借り入れた借金」を返済していくことになるのですが、おまとめローンの場合借りたお金で返済することが前提なので「自社からの借り入れ+(まとめきれなかった借金)」という形になります。
このように通常のローンとは審査の際の判断が違ってくるのです。
また、信用情報についてですが現在進行形で他社から借り入れを行っているので審査には少なくともいちどは通っているわけですが、現在借り入れを行っているローンで滞納などの事故を起こしている可能性があります。
またそれがなくても、元のローンより低い金利のローンに申し込む形になるので、以前に通ったと言っても落とされる可能性は十分あります。

おまとめローンのデメリッ、注意点について

まずおまとめローンのデメリットについてですが、ほとんどないと言ってもいいです。
債務整理と違い信用情報に傷が付くというわけではありませんし、滞納などを行うわけではないので今後の追加借り入れに影響が出るというわけでもありません。
場合によっては抹消ということもあり得る債務整理と比べると減額自体は少ないという事はいえますのでタイミングしては自己破産などを行う前におまとめローンの利用を考えるという形になります。

利用の際の注意点としてはまず、金利の計算をしっかりと行うことです。
冒頭で出したように確実に支払総額が減るという場合であれば大丈夫ですが、実際は複数の金利や月額の支払額の違いなどもっと複雑になっているのでしっかりと計算しない逆に支払総額が増えてしまうということになってしまうのです。そうした場合は、必要に応じて専門家や公的な機関への相談も考えましょう。
またおまとめローンを利用することで返済に余裕が生まれるのですが、この余裕はあくまでも返済をおこなうためのものであり次のローンを借り入れするためのものではありません。
多重債務などの結果、お金を借りることに対しての意識が低くなってしまった人の中には其の部分を理解しながらも次の借金を行い、結果また多重債務に陥りおまとめローンも利用できなくなる。ということになる人もいます。このようなことがないように心がけましょう。

いつ利用したらいいのか?

おまとめローンは返済が完全にできなくなった、返済のめどが立たないというわかりやすい基準がある債務整理とは性質が違うため「いつおまとめローンを利用したらいいのかわからない」という人が結構います。
では具体的にいつ行うべきかということですが「特別な事情がなくおまとめローンが利用可能なら早めに行うこと」ということになります。
返済総額がへるおまとめローンはデメリットというものが特ないので利用したらした分だけお得です。
また上に書いたようにおまとめローンにも審査があり、借り入れ額や利息が積み重なった状態では審査に通りにくくなりますし、返済ができなくなり滞納など起こすと利用しにくくなります。無利息ローンやキャッシュバックのキャンペーン中等という特別な事情がなく、おまとめローン以外にも今の借金より金利が低いローンに乗り換えられると言うことであればはやめはやめに借り換えを行いましょう。
またもしおまとめローンが利用できないが返済のめども立たないという場合などは、無理をする前に専門家などに相談おこない債務整理なども含めて検討するようにしましょう